三原市のお墓・永代供養・樹木葬ガイド
三原市のお墓事情を市の公式情報をもとに案内します。入札で区画を貸し付ける三太刀山墓園、火葬使用料が原則無料の三原市斎場、永代供養・樹木葬の費用目安まで。
三原市は、瀬戸内海に面した広島県東部の市です。お墓については、本郷地区に市が新しく整備した墓園「三太刀山墓園」があり、区画の貸付方法が入札という、全国的にも珍しい方式を採っているのが特徴です。また、市営火葬場の使用料が条例で原則無料とされている点も、三原市ならではの制度です。このページでは、市の公式情報をもとに、三原市でお墓を考えるときの入口を整理します。
三原市の公営墓地:三太刀山墓園
三太刀山墓園(三原市本郷南四丁目)は、本郷地区の土地区画整理事業にあわせて、事業区域内にあった墓碑類等を移転・集約するために市が新たに整備した墓園です。山陽自動車道本郷インターチェンジから車で約12分、JR山陽本線本郷駅から徒歩約18分の場所にあります。
この墓園は「永代貸付」の仕組みです。墓地の売買ではなく、祭祀の承継が続く限り区画を借りる形で、承継する場合は届出を出せば契約を引き継げます。貸付を受けた方は三太刀山墓園管理組合に加入し、共有設備の維持管理のための管理料として年3,000円を組合に支払います。
募集は条件付一般競争入札で行われます。
2026年度(令和8年度)の募集情報
2026年度の募集内容は次のとおりです(2026年11月4日に市の公式案内で確認)。この募集情報は毎年度の内容に更新していきます。
三太刀山墓園 2026年度募集の要点
- 申込期間:2026年8月3日〜9月30日(受付は終了しています)
- 入札日:2026年11月21日(本郷生涯学習センター)
- 募集区画:A区画53区画・B区画6区画の合計59区画
- 次回の募集の有無や時期は、市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年11月4日時点)
- A区画:6.25平方メートル(2.5メートル×2.5メートル)、53区画、最低貸付価格984,375円(1平方メートルあたり157,500円)
- B区画:4.00平方メートル(2.0メートル×2.0メートル)、6区画、最低貸付価格630,000円(同157,500円)
- 申込資格:三原市に住所または本籍地がある18歳以上の方。申込みは1種類・1区画のみ
- 申込方法:入札参加申込書と住民票(本籍地記載のもの)を、市役所本庁5階の都市部土地区画整理課へ持参(郵送・電話・ファクス・メールでの申込みはできません)
- 入札保証金:A区画50,000円、B区画32,000円を、2026年11月9日までに納付
令和8年度の申込受付は2026年9月30日で終了し、入札日は2026年11月21日です。落札は高額の応札者から順に行われ、当選者は高い順に区画を選ぶ方式です。次回の募集については市のホームページでご確認ください。問い合わせ先は三原市 都市部 土地区画整理課(電話 0848-67-6105)です。
永代供養・樹木葬の費用目安
永代供養や樹木葬にかかる費用の目安として、全国の購入実態調査の数字を紹介します。株式会社鎌倉新書が「いいお墓」の利用者を対象に行った「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」(2026年1月調査、有効回答1,267件)では、平均購入金額は一般墓152.0万円、納骨堂81.5万円、樹木葬71.7万円でした。新しく購入されたお墓のうち樹木葬が47.4%と最も多く選ばれています。
三原市では、市営の永代供養墓や樹木葬は確認できませんでした。永代供養や樹木葬を希望する場合は、市内の寺院や民間の霊園が受け皿になります。施設ごとに、遺骨を個別に安置する期間、合祀(ほかの方と一緒に埋蔵すること)の時期や可否、管理料の有無が異なります。費用だけでなく、お参りのしやすさも含めて、現地を確認してから決めることをおすすめします。
なお、三太刀山墓園は墓石を建てる通常の区画墓地です。承継する方がいなくなった場合の扱いも含め、契約内容は募集要項で必ずご確認ください。
墓じまいと三原市の制度
墓じまい(今あるお墓を撤去し、遺骨を別の場所へ移すこと)の費用に対する三原市独自の補助制度は、市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年11月時点)。制度は年度によって変わることがあるため、検討する前に、三原市役所の窓口で最新の制度をご確認ください。
制度の有無にかかわらず、遺骨を別のお墓へ移す「改葬」には手続きが必要です。今のお墓がある市区町村で改葬許可を受けてから移すのが原則で、三太刀山墓園の案内でも「遺骨を改葬等する際には、許可を受ける必要があります」とされています。移転先の受け入れ確認とあわせて、早めに準備を始めてください。
火葬場と手続きの流れ
三原市の市営火葬場は「三原市斎場 みはらしの杜」です。三原市斎場設置及び管理条例では、斎場の使用料は原則として無料とされています。亡くなった方と利用者のいずれも市外に住所がある場合に限り、条例の別表による使用料がかかります(12歳以上の方の火葬で1体18,400円、12歳未満で11,500円、死産児で5,750円)。利用にあたっては、事前に市役所市民課または各支所で埋火葬許可と斎場利用許可を受け、火葬当日に許可証を斎場へ提出します。
三原市でお墓を考えるときの流れは、おおむね次のとおりです。
- 家族で、一般墓・永代供養・樹木葬のどの形にするか、承継する方がいるかを話し合う
- 三太刀山墓園の募集がある時期は、市のホームページで要項と日程を確認する
- 永代供養・樹木葬は、市内の寺院・民間霊園に資料請求や見学をして比べる
- 申込みと使用料・貸付料の納付を済ませ、使用許可(貸付契約)を受ける
- 区画墓地の場合は、墓石の建立を石材店と相談して進める
葬儀のあとの給付(葬祭費)
国民健康保険の加入者が亡くなった場合、葬祭を行った方に葬祭費が支給されます。三原市の葬祭費は30,000円で、申請は保険医療課です。火葬使用料が原則無料の三原市では、葬儀にかかる公的な負担が抑えられる一方、葬祭費も受け取れます。広島県内のほかの市町の金額は、広島県内の葬祭費(国民健康保険)市町村別一覧にまとめています。
出典
- 三太刀山墓園の区画貸付者募集にかかる入札参加者を募集します(三原市ホームページ)
- 三原市斎場 みはらしの杜の利用案内(三原市ホームページ)
- 三原市斎場設置及び管理条例(三原市)
- 国民健康保険の各種給付(三原市ホームページ)
- 第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)(株式会社鎌倉新書のプレスリリース)
このページの内容は2026年11月4日時点の公表情報をもとにしています。募集日程や料金は変更される場合がありますので、申込みの前に必ず市の公式案内でご確認ください。