福山市のお墓・永代供養・樹木葬ガイド
福山市が管理する25か所の墓苑・墓地の使用料と募集の仕組み、中央斎場など市営火葬場の料金、永代供養・樹木葬の費用目安を、市の公式情報をもとに案内します。
福山市は広島県東部の中心都市です。お墓については、市が管理する墓苑・墓地が25か所と多く、使用料が条例で「1平方メートルあたりの単価」として定められているのが特徴です。斎場(火葬場)も市内に6か所あります。このページでは、市の公式情報をもとに、福山市でお墓を考えるときの入口を整理します。
福山市の公営墓地:市有墓苑・墓地25か所
福山市が管理する墓苑・墓地は、奈良津墓苑、山手墓苑、神辺墓園、鞆墓苑、幕山墓苑、駅家墓苑、今津墓苑など市内25か所です。使用料は福山市墓苑、墓地条例で1平方メートルあたりの単価が墓苑ごとに定められており、区画の面積を掛けた金額が使用料になります。単価は墓苑によって大きく異なります。
- 奈良津墓苑:1平方メートルあたり38,000円(主な区画)
- 山手墓苑:1平方メートルあたり60,000円
- 神辺墓園:1平方メートルあたり82,000円
- 鞆墓苑:1平方メートルあたり66,000円
- 単価のもっとも低い区分では1平方メートルあたり16,000円、高い区分では120,000円の墓苑もあります
使用者の募集は毎年行われています。2025年度(令和7年度)の募集要領では、受付期間は7月1日〜7月14日、募集は合計53区画で、使用者は公開抽選で決められました。
- 申込条件:申込日現在、福山市に本籍または住所を有する人(当選後に資格がないことが分かると使用決定が取り消されます)
- 申込みは1人(1世帯)につき1か所の区画まで
- 申込方法:「市有墓苑墓地使用申込書」を市民生活課、松永・北部・東部・神辺の各市民サービス課の窓口へ提出(郵便・電話・ファクス・メールでの申込みはできません)
- 当選後は使用許可申請書を提出し、送付される納付書で期限までに使用料を納付すると、使用許可証が交付されます
墓苑墓地は使用を許可するもので、個人の所有にはなりません。使用権は相続人が承継する場合を除いて他人に譲ることはできません。問い合わせ先は福山市 市民生活課(電話 084-928-1069)です。
2026年度(令和8年度)の募集情報
年に1回行われる使用者募集について、2026年度(令和8年度)の募集要領は、市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年11月4日時点)。参考として、2025年度(令和7年度)は受付期間7月1日〜7月14日、募集は合計53区画、使用者は公開抽選で決められました。2026年度の日程も、例年どおり夏ごろに市のホームページで案内される見込みですが、日程は公式の募集要領で必ずご確認ください。この募集情報は毎年度の内容に更新していきます。
年1回の募集とは別に、次の墓苑・墓地では常時募集(先着順)が行われています(市の公式ページによる)。
- 対象:草戸町鳥越共用墓地、神村町山ノ神墓地、金江町平田墓地、加茂町稲月墓地、福田墓苑、芦田町上有地墓苑、山手墓苑、神村町道々平墓地、鞆墓苑、内海町町共用墓地、内海町横島共用墓地、神辺墓園の12か所
- 使用料:1平方メートルあたり16,000円〜120,000円(墓苑・墓地によって異なります。例:神辺墓園82,000円、鞆墓苑66,000円)
- 申込条件:福山市に本籍または住所を有する人(世帯)。先着順のため事前予約はできず、申込みは窓口のみ(郵便・電話・ファクス・メールは不可)です
永代供養・樹木葬の費用目安
永代供養や樹木葬の費用の目安として、全国の購入実態調査の数字を紹介します。株式会社鎌倉新書が「いいお墓」の利用者を対象に行った「第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)」(2026年1月調査、有効回答1,267件)では、平均購入金額は一般墓152.0万円、納骨堂81.5万円、樹木葬71.7万円でした。
福山市の市有墓苑・墓地は、墓石を建てる一般墓が中心で、市営の永代供養墓や樹木葬は確認できませんでした。永代供養や樹木葬を希望する場合は、市内の寺院や民間の霊園が受け皿になります。その際は、遺骨を個別に安置する期間、合祀の時期や可否、その後の管理料の有無を確認してください。
一方、市有墓苑は使用料が面積に応じた単価制のため、小さな区画を選べば一般墓でも費用を抑えやすい仕組みです。承継する方がいる場合は、市有墓苑の募集もあわせて検討する価値があります。
墓じまいと福山市の制度
墓じまいの費用に対する福山市独自の補助制度は、市の公式サイトでは確認できませんでした(2026年11月時点)。制度は変わることがあるため、検討する前に市の窓口でご確認ください。
福山市の市有墓苑については、返還のルールが知っておきたい点です。墓苑墓地が不要になったときは、原状に戻して市へ返還しなければならず、返還しても納めた使用料は原則として還付されません。ただし、区画を使用する前に返還した場合は、既納使用料の半額が還付されます。墓じまいの際の墓石撤去の費用は自己負担ですので、区画の返還手続きとあわせて、早めに見積もりを取って計画してください。遺骨を別のお墓へ移す「改葬」には、今のお墓がある自治体での改葬許可も必要です。
火葬場と手続きの流れ
福山市の斎場(火葬場)は、福山市中央斎場、福山市西部斎場など市内6か所です。休場日は1月1日と2日です。火葬料金は、亡くなった方の住所が市内かどうかで決まります。
- 12歳以上の方:市内8,000円、市外24,000円
- 12歳未満の方:市内5,000円、市外15,000円
- 死産児:市内2,000円、市外6,000円
中央斎場には有料の待合室もあり、和室・洋室の広さによって基本使用料(2時間以内、市内の場合2,710円〜4,180円)が定められています。
福山市でお墓を考えるときの流れは、おおむね次のとおりです。
- 家族で、一般墓・永代供養・樹木葬のどの形にするか、承継する方がいるかを話し合う
- 市有墓苑を希望する場合は、市の募集時期(例年夏ごろ)に募集要領を確認する
- 永代供養・樹木葬は、市内の寺院・民間霊園に資料請求や見学をして比べる
- 抽選に当選したら、使用許可申請と使用料の納付を期限までに済ませる
- 使用許可証の交付を受けたあと、墓石の建立や納骨を進める(工作物の新設や納骨には届出が必要です)
葬儀のあとの給付(葬祭費)
国民健康保険の加入者が亡くなった場合、葬祭を行った方に葬祭費が支給されます。福山市の葬祭費は30,000円で、申請は保険年金課、松永・北部・東部・神辺の各市民サービス課、各支所などです。広島県内のほかの市町の金額は、広島県内の葬祭費(国民健康保険)市町村別一覧にまとめています。
出典
- 福山市墓苑、墓地条例(福山市ホームページ)
- 2025年度(令和7年度)福山市市有墓苑墓地使用者募集要領(福山市ホームページ)
- 市有墓苑墓地の常時募集のご案内(福山市ホームページ)
- 福山市での火葬のご案内(福山市ホームページ)
- 斎場利用のご案内(福山市ホームページ)
- 国民健康保険 葬祭費(福山市ホームページ)
- 第17回 お墓の消費者全国実態調査(2026年)(株式会社鎌倉新書のプレスリリース)
このページの内容は2026年11月4日時点の公表情報をもとにしています。募集日程や料金は変更される場合がありますので、申込みの前に必ず市の公式案内でご確認ください。